皆さんこんにちは、やもまるです😊
SNSを見てると多肉ちゃんのうどんこ病報告が、年々増加してるみたいですね。
わが家も徒長していたり調子を崩した子が、うどんこ病にかかってしまうことがあります🥺
さてそんなうどんこ病対策の救世主になるかもしれない園芸資材をご存知ですか?
本日は、多肉植物×苦土石灰の育成実験①うどんこ病への直接散布のご紹介です。
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多肉への苦土石灰とは
畑や家庭菜園を楽しむ方には馴染み深い園芸資材、それが石灰です。
野菜を育てたことがある方なら、野菜を植える時にとりあえず土に混ぜこんだ経験があると思います😊
石灰はアルカリ性の資材のため、土壌改良材としてしてph調整によく使われるためです☝️
私が今回石灰に関心持ったのも、もとは鹿沼土を使った土壌のph調整のためでした。
ところが本屋でふと目に止まった書籍をパラパラとめくると、石灰についてこう書かれていました。
一般には「作物を植える前に取りあえずふっておくもの」であり、せいぜい「土が酸性だとまずいから散布しておく」といった程度の肥料と考えられてきたのだろう。本書はそんな石灰の常識をひっくり返す。
(『農家が教える石灰で防ぐ病気と害虫(農文協』の冒頭より引用)
そして、うどんこ病の野菜苗に対して石灰をぶっかける写真が載ってる📸(↑)
おーこれは面白い本を見つけた!と即購入😋
ちなみに苦土石灰とは…?
苦土石灰は、ドロマイトという鉱石を原料にしていて炭酸カルシウムと酸化マグネシウムが含まれます。
他の石灰肥料とは違いマグネシウムとカルシウムの両方を含んでいます。3大要素(窒素・リン酸・カリ)にこの2つを加えて、5大養素とも呼ばれるほど重要☝️
各成分は次のような役割を持ちます。
■カルシウム・・・根を強くする効果
■マグネシウム・・・葉緑素を作る効果
そして苦土石灰は、アルカリ分が約50%前後かつ緩効性のためカルシウムの追肥を目的として利用できるそうです。
そして施肥後すぐに多肉を植えても大丈夫と使い勝手は抜群です。
苦土石灰を、肥料の目的でまこうとは思っていなかったのですでにポテンシャルに期待が高まります✨️
とはいえ、多肉へ苦土石灰を使用している情報があまりないため手探りで試していきます😙
うどんこ病への苦土石灰散布
今回、苦土石灰の利用にあたり、やはり気になったのが多肉への直接の影響です。
追肥として利用するにしても、さすがに多肉の葉に石灰が触れると焼けそうなイメージがあります🧐
せっかくなのでうどんこ病の野菜に石灰をかけるように、多肉植物でも実験をしてみます。
実験の被検体はこちらのレスビー🥺
レッドエボニー×銀天女ですが、うどんこ病が発生していて葉の調子がすこぶる悪いです…。
うどんこ病の正体は白カビ(糸状菌)で、菌糸を伸ばして葉の栄養を吸収します。
見た目を損ねるだけでなく、株の状態も悪くなります😫
治療法はベニカなどの薬剤防除や、掃除などに使う重曹を使って作る重曹水があります。
重曹水がアルカリ性でうどんこ病に効果があると言われるのと同じ様に、強いアルカリ性の効果があるのが苦土石灰です。
石灰が病害虫に効く原理は解明されていないことも多いそうですが…簡単に言うと次のような効果が考えられるそうです。
①葉の表面のphを変えることで環境を変える
②菌が細胞壁内部に侵入した時の抵抗力を強める
③カルシウム効果で細胞壁が硬くなり菌糸が侵入しづらくなる
何にしても病気に強い子を育てられるなら試してみる価値大ありです🙌
室内でうどんこ病を発症したルノーディーン (ベニカで薬剤治療済)も用意して、苦土石灰を振りかけていきます。
パラパラ〜…
強めのアルカリ性なのでどうでょう。実験なのでこのまま3日ほど放置します。
3日後、雨に濡れた石灰がベッタリとこべりついています😱
おそるおそるシャワーで流してみると…
ルノーディーンの茶色い部分はベニカによる薬害です。またうどんこ病の跡がカサブタになってる場所こそありますが、健康な葉が石灰で焼けた箇所はおそらく見当たりません。
苦土石灰にはうどんこ病の予防効果もあるようなので、これなら積極的に利用できそう😋
発症したうどん粉病への治療としては、今回は粉のまま掛けましたがもっと良い石灰の活用方法もあります🙌
今後苦土石灰の多肉植物への活用について、実験していきますのでよろしければお付き合いください😉
みなさん楽しい多肉ライフを👋🏻 ̖́-